福岡大学創立75周年(2009)記念事業・人工芝のプロジェクト紹介

              
           
                            
               
                     

        福岡大学には日本で最初にFIFA(国際サッカー連盟)から最高企画と認定された人工芝サッカー場があります
      また このサッカー場は 産学官の連携によって実現した治水対策の実験装置でもあります
      発端は 工学部社会デザイン工学科 准教授 渡辺 亮一氏が 建設コンサルタント会社と開発した土でした
      土の中に水分を保ちながらも 水溜りにはなりにくい という 画期的なものです 渡辺氏は この話を 福岡市の
      道路下水道局に持ち掛けます さらに イタリアの人工芝の大手メーカーと 国内施工会社をも着込み実現しました
      開発途中 スポーツ科学部と連携した結果 夏場のサッカー選手を 熱中症から 守る可能性も見出されました
      土に溜まった水分が 徐々に蒸発し 人工芝の表面温度を 下げるためです
      渡辺氏 談話より 「今までですね 工学部とスポーツ科学部が 組んで研究することは なかったですね
      異分野どうしが 組み合わさって それぞれの得意なところを生かして 産学官の研究をすすめられたのが
      この人工芝プロジェクトの一番 いい点だと 思います」