校長日記28 |
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11月、テレQの取材を受ける | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生活体験学校の平成30年11月は、実にいろいろな取り組みをした。![]() こんなことは、平成11(1999)年10月、第1回朝日のびのび教育賞を受賞した時以来だから19年ぶりということになる。この時も長期取材をしていただいたのだが、実際の放映は12月24日だったそうである。伝聞型の言い方になるのは、九州では実際には放映されず、放映されたVHSのテープが送られてきたからである。その理由は、この賞の受賞団体が中国四国九州には生活体験学校以外にはなかったため関東以北で放映されたそうである。それでもこのテープは数えきれないほど何度も再生して視聴された。 したがって、今回TVQで放映された通学合宿は、テレビ初の放送といってもよいかもしれない。勿論、これまで短いニュース程度の放映は何度かあったのだが、今回のTVQの放映は10分以上は十分にあったから、通学合宿参加者は言うまでもなく各方面に大きな反響をもたらした。 全くの偶然だったが、独立行政法人国立青少年教育振興機構の鈴木みゆき理事長に見ていただくことができた。というのは、放映日の翌日に国立夜須高原青少年自然の家開設30周年記念式典が行われるため、鈴木みゆき理事長は同青少年自然の家に前泊されていたのである。放映の予告は、私から同青少年自然の家所長である井上智明氏に伝えておいたのが幸いして、東京に居られることが多い理事長に観てもらえたのである。 井上所長の話では、TVQのおかげで、話題は通学合宿に集まって随分と盛り上がったそうである。国立青少年教育振興機構は青少年の体験活動振興の総本山であり、全国の青少年自然の家、青少年交流の家を所管する組織である。記念式典の後開かれたパーティーで鈴木みゆき理事長に挨拶する機会を得た。仲介していただいたのは中央教育審議会の委員で、放送大学福岡学習センター所長をしておられる菊川律子さんであった。 いっぽう、朝日新聞筑豊支局には、30年目の通学合宿ということで念入りな取材をしていただいた。第1回朝日のびのび教育賞を受賞した生活体験学校ということがあって、扱いも大きかった。2018年11月21日発行の紙面、第2福岡版とあったので福岡県内の読者には見ていただけたと喜んでいる。3枚の写真入りで記事の量は8段分、13版の半分以上の扱いだったので否応なしに目に入るという大きさだった。これほどの大きな扱いで通学合宿を報道していただいたことは、この10年、20年の間にはなかったことである。 さて、一覧には書いてないが、生活体験学校の屋根防水改修工事が始まった。業者は株式会社和泉工業で工事費は2200万円余りである。第1回総合打ち合わせ会議が10月3日に生活体験学校で行われた。工事の一部は10月2日から始まった。以後、毎週水曜日に進捗状況を打ち合わせる会議が行われた。着手の順番は前半が生活文化交流センター、動物棟、管理棟である。この文章を書いている11月23日には生活棟の高圧洗浄が終わって1回目の下塗りが始まった。工期は12月21日までである。建築後30年の年月の間に積もった汚れは相当なもので、洗浄作業中に飛び散る飛沫の黒い塊は窓ガラスに張り付いてくる。知らねば黒かとまがう竣工直後の深い緑が間もなく出現する。工事の完了が待たれる心躍る工事が進んでいる。 サツマイモ掘りなど幼稚園、保育園の野外活動のお手伝いも相次いだ。これはこれで大変だったので機会を改めて書くことにして、今回は一覧を見ていただくに留めたい。
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(飯塚市庄内生活体験学校々長、平成30年11月24日) |